「心理社会学科」は、多様化し複雑化する新しい時代に多発する心と社会の諸問題に対応する人材の養成を目的とした学科です。「臨床心理学」「現代社会学」の2専攻が置かれますが、『臨床』の意味は、社会環境の急激な変化のもとで発生する心と社会の問題に、現実に即した「現場性」「実践性」を重視して個人や集団に援助的にアプローチすることにあります。そしてそれは、『現代』性を大切にしながら個人の心の内面を社会的現実と関連させ理解することにより、人生の意味を人間の総合的把握を通して明らかにしようとするものに他なりません。それゆえ本学科と既存の文学科、史学地理 学科との協調関係も密接となります。